降霜

今日は「降霜(こうそう)」

「降霜」とは秋分と立冬の間に位置し、秋がいよいよ深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなって霜が降り始める頃を意味します。

田畑では収穫が終わり、山々は紅葉の盛りを迎えます。一方で、冬の足音が近づくことを感じさせる節気でもあります。

古くから農作業や生活の目安として重んじられ、この時期には「冬支度」を始める風習もありました。

俳句では「霜降」は秋の季語として使われ、冷たく澄んだ空気や静かな自然の情景を表す言葉として親しまれています。

季節の移ろいを告げる大切な節気のひとつです。