伊東温泉と三浦按針

伊東温泉にゆかりのあるウィリアム・アダムス(日本名 三浦按針)は徳川家康に航海術・語学を認められ外国使節として交渉や通訳をしておりました。

伊東温泉の松川河口で80トンの洋式の帆船を作りました。(1604年)

「慶長見聞集」によると

伊豆の国伊東という浜辺のいたるところに川あり。これこそ唐船作る地形なりとて、その浜の上に柱を敷き、台としてその上に舟の敷を置き、半作りのころより砂を掘り上げ、敷き台の柱を少しずつ下げ、堀の中に舟を置き、この舟海中へ浮かべる時に至って、河尻をせき止め、その河水を船のある堀へ流し入れ、水の力をもって海中へ押し出す」と記されております。

この業績を称え今も伊東市では毎年8月10日を「按針祭(あんじんさい)」として式典、パレードや花火大会が行われております。

伊豆柏屋は「按針」の商標を持っており四季によって4種類の和菓子を販売しております。