11月22日(日)におこなわれるイベントのご紹介です。
お座敷文化の舞踏と語り部による語りの2部構成です。
場所は東海館でおこなわれ、伊東温泉に根付いたお座敷文化を鑑賞できます。
温泉街といえば芸者。今でこそ着物姿の芸者さんをあまり見かけませんが、戦後から高度経済成長期にかけて伊東温泉でも当たり前の風景でした。
ホテル、旅館では今でも芸子さんがお部屋に呼ばれてお座敷を務めることはあります。あまり若い方ではなく、ご年配の方に呼ばれていることが多いです。
派手な時代ではなくなったので、華やかな芸者さんを見かけると、懐かしいと感じるノスタルジックな文化です。
風化しつつある本来の日本の伝統美、大和民族の真心、そしてそこに培われた風土を思い起こすことが出来ればと考えております。
伊東温泉お座敷文化大學のHP上でも記載があるように、この文化を伝えていこうという試みです。
開催される東海館も文化的に価値がある建物です。
伊東市も古き良き旅館は大手のチェーン店などに変わりました。建物も変わってしまうため、昔の面影がありません。この東海館をみると伊東市の、日本の古き和の心が湧き上がるように感じます。周りの建物が近代的になったため、こういった施設は貴重です。
東海館は昭和3年に稲葉安太郎氏によって創業された老舗旅館です。
昭和13年頃(1938)、昭和24年頃(1949)に望楼の増築など、幾度かの増改築を行いながら旅館業を営んでいましたが、平成9年に70年近く 続いた旅館の長い歴史に幕を下ろしました。
その後伊東市に寄贈され、平成13年に伊東温泉観光文化施設『東海館』として生まれ変わりました。
そういえば11月22日は”いい夫婦の日”ですね。
ご夫婦で見に行かれてはいかがでしょうか。